駿香の不妊歴
(第19章)セカンドオピニオン

 

(第19章)セカンドオピニオン

デラオが手術してから1年が経過しました。
精子の数や運動能力も回復してきて、手術をしたA総合病院からは、「これだけ回復してくれば、自然妊娠も可能ですよ。ここでの定期検査もこれ以上は必要ありません。」というお墨付きをもらいました。  
私も1年間思う存分勉強してスキルUPとリフレッシュができましたし、漢方薬・ヨガなどで体調も良くなってきていました。   「これはそろそろ、治療開始かな?」という気持ちも沸き上がってきました。
問題は、どこの病院で再治療に踏み出すべきか・・・?

  前回、顕微授精をしたDレディースクリニックへ戻って再チャレンジするか・・・。
でも、なんとなく気持ちに引っかかるものがありました。
せっかく手術もして、精子も増えてきたけど、Dレディースクリニックへ戻ったら、また同じ治療で、顕微授精になるのでは? 勝手にデラオが手術を受けたことも、言い出せなさそうだしなぁ・・・。  

そんなふうに、どうしようか迷いが出ているとき、デラオが「新宿のKレディースクリニックへ行って見ない?」と言ってきました。 仕事先で偶然、Kレディースクリニックの噂を耳にしたそうで、「不妊治療ではすごく有名な専門病院らしいよ。」と。  

ネットで早速調べてみると、確かに有名な病院らしい。
でも、担当医制じゃないとか、予約制じゃないとか、うーん・・・と悩む部分もあります。
ちょうど仕事も忙しくなっていたので、場所が新宿で待ち時間3時間〜4時間かかるというのも、ひっかかりました。  
どうしようかな・・・。と悩んでいると、久しぶりに不妊治療を通じて仲良くなった、Nさんから連絡があり、相談に乗ってもらえることになりました。

NさんはDレディースクリニックで体外受精に成功し、元気な赤ちゃんを出産した、不妊治療の先輩です。
デラオの手術後の経過と、Kレディースクリニックの話をし、Dレディースクリニックへ戻ろうかどうかも悩んでいると話すと、Nさんは「では、セカンドオピニオンに相談してみたら?」と勧めてくれました。
  「セカンドオピニオン?」と聞き返す私。  
Nさんは言いました。 「私もねー、Dレディースクリニックで人工授精勧められたとき、すごくショックで、治療するべきかどうか、悩んでお休みしていた期間があるのよね。そんな時に、不妊ルームという、カウンセリングを受けられるセカンドオピニオンのお医者様を知って、相談に行ったの。」
  Nさんはカウンセリングを受けたところ、年齢的にもDレディースクリニックへ戻って、不妊治療をされた方が良いと、勧められたそうです。  
「不妊ルームのK先生は、産婦人科医でも、不妊専門医でもない、内科のお医者様なんだけど、ご自身が不妊治療を体験されていて、不妊治療の著作もされているし、タイミング法や検査、漢方薬の相談・処方もしてくれるんだよ。難解な不妊治療こそ、セカンドオピニオンが必要という、信念でカウンセリングを受けられているそうなのよ。」  
「へぇ〜、タイミング法ですか・・・。」と私。
そういえば、私はタイミング法だけは経験が無かったのです。
病院へ行っても、「この精子では自然妊娠は無理です!」と言われるばかりで、最初から人工授精でしたし。  

さらにNさんは言いました。
「迷っているなら、相談してみたら?たぶん、Dレディースクリニックへ戻れって言われるような気もするけど、Kレディースクリニックのことも聞けるだろうし。」  
Nさんにそう、勧めていただき、私も不妊ルームへ相談しようという気になりました。  

自宅へ戻って、さっそく不妊ルームのサイトを検索。
ページをコピーして、帰ってきたデラオに見せて言いました。
「私、どこの病院で治療再開したらいいか決心がつかないから、ここの病院へ行って、カウンセリングしてもらいたい。」   デラオも「そんなに言うならいいよ。一緒にカウンセリングに行ってみよう。」と承諾してくれました。  

セカンドオピニオンによるカウンセリング

平成18年3月29日 カウンセリング9時30分予約

(持参したもの)

  • 今までの不妊歴をエクセルで表に作成したもの
  • 基礎体温表

(事前準備)

  • 先生の著作を読んでいきました
デラオには仕事を休んでもらい、二人でカウンセリングを受けに行きました。
待合室ではドキドキ。
問診表を記入し、しばらくすると先生自ら診察室へ呼ばれました。
  先生に、持参した不妊歴と基礎体温表を渡し、一通り目を通された後、不妊治療の現状や、専門病院の説明を受けました。  
最初に言われたことは、「私はH病院の先生とも、Dレディースクリニックの先生とも懇意なんだけど、H病院って不妊治療やってるの?」という質問。  
「ハイ、人工授精を10回受けた後、体外受精をすすめられたんですけど、説明や設備的に不安だったので、やはり専門病院で受けた方が良いかと思い、Dレディースクリニックへ移りました。」と私。  
「それ、正解だったと思いますよ。H病院は産婦人科だからねー。不妊治療やっているなんて知らなかったよ。」と驚く先生。  
「不妊治療の成功、不成功は培養師の腕と病院の設備にかかっているんだけど、このレベルは全国一律ではないんだよ。医大で教えてくれるものでもない。各病院で門外不出の技術として、それぞれ培養師や医師を育ててるんだよね。だから、成功・不成功は病院選びがとても大切なんですよ。」  
「そうなんですか・・・」と、驚く私&デラオ。
この瞬間まで、正直、不妊治療の技術は、全国一律だと思っていたからです。
 
さらに先生、新聞から切り抜いたと思われる表を見せてくれながら 「ここにY新聞から切り抜いた、全国不妊治療のランクという表があるんだけど、全国で横綱はこの2つの病院。一つは九州のここ。関東ではここ、Kレディースクリニックが一番の技術と設備を誇っているんですよ。」  
「Kレディースクリニックですか!」と、思わず目を合わせてしまった、あたしとデラオ。
  「あなたが受けたDレディースクリニックは大関クラス。5本の指に入るくらいの病院なので、悪くはないんだよ〜。○先生も説明丁寧で感じの良い方だし、戻るって手もあるんだけど・・・。でも、顕微3回も失敗しているのに、また同じ病院で受けるの、嫌でしょう?」と先生。  
「だったら、最高峰のKレディースクリニックで受けてみたら?ここの治療は他とは全然違う治療法で、注射しなくてもすむから、通う回数が少なくて済むし、交通費かかっても結局は安く済むと思うよ。たぶん、ここなら着床は成功できると思う。」   「ま、その前に、うちでも検査してみましょうね。」ということになりました。  

お会計の後、最寄りの駅でデラオと一緒に、ミスタードーナツへ入り、一休みしました。
「やっぱり、Kレディースクリニックがいいって、言ってたじゃないか!」とデラオ。
「びっくりしたね〜。私はてっきり、Dレディースクリニックへ戻れって言われると思ってたんだけどさぁ。」と私。
「とにかく、検査してもらって、タイミング法でなんとかなるといいね・・・。その間、不妊治療費も貯めなきゃなんないし。」  

デラオは「年齢的にも、まだ諦めることはない。きっと妊娠すると思うよ。」と先生から言われたのがうれしかったと、とても喜んでいました。
私も、今まで「ダメ・ダメ!」とか、「不妊は難病だ」とか言われてばかりいたので、「大丈夫」と言ってもらえてとてもうれしかったです。   希望の光が差しこんできたような気分。 カウンセリングを受けて良かった・・・と思いました。

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