駿香の不妊歴
(第23章)院長の初診面談

 

(第23章)院長の初診面談

しばらくして、初診面談に呼ばれました。
Kレディースクリニックでは担当医制ではないのですが、初診は院長と決まっているようです。
  ドキドキしながら診察室へ入室。
挨拶して椅子に座ると、院長はすでに私の持参した紹介状や、基礎体温表などの入ったカルテを開いて見ているところでした。
院長の第一印象は、眼力が強く、テキパキしていて、すごいオーラ!の方という感じです。
  「顕微授精は、3年前にやったっきりなの?なんでそのあとやらなかったの?」と院長。
  「Dレディースクリニックで失敗した後、主人が精策静脈瘤の手術を受けたので、暫く回復を待つためにお休みしていました。」と私が説明すると、院長の目がギラリと光りました!  
「それさぁ、本当に精策静脈瘤だったと思う?」と院長。
  「はぁ???」と私&デラオ  
急に足をあげて、院長はご自分のふくらはぎをめくって見せながら、「静脈瘤って、こういうふうなヤツなんだけど、誰だってできるんだよ。そういうこと言われて、手術したり余計な治療をするハメになってしまう患者さんが多すぎて、本当に嘆かわしい!かわいそう過ぎる!!!」と激怒気味。  
そこでデラオが珍しく臆せずに口をはさみました。 「でも、確かに精子が少なくて、運動率も悪かったんです。でも、手術したあと、増えてきて回復したんです。」  
院長それでもひかず、私の方を向いて「妊娠しない場合、たいていは奥さんの方に原因があるんですよ!ヒューナーテストやればわかると思うけど、この検査が正常だった場合、旦那さんは他の女性だったら妊娠するっていう証明になるんです。そうなると、あなたが原因ということになるんですよ。」・・・というようなことを、キツイ口調で言いました。
私はビックリ!
正直ちょっとムッとしました。
私自身、今まで嫌というほど検査を受けてきて、異常ナシだったからです。
でも、ヒューナーテストというものだけは、まだ受けたことがありませんでした。
「まだ受けたことのない検査があったのね・・・。」と、驚くとともに、不妊検査の底知れなさにゾッとする思いでした。
  さらに院長。 「Dレディースクリニックかぁ。実はここの院長の○君は、うちで修業してたんですよ。 でも、1年しかいなかったからダメなんだ!あれほど注射の治療はダメだっていったのに!!!」と青筋立てて激怒!  
デラオ&私は、あっけにとられて呆然。
不妊治療の世界って、本当に狭い世界らしく、転院するたびに実感するのは、医者同士、みんな知り合いなのよね・・・。 しかし、前のクリニックの先生がここで修業してたなんて、驚き。

  「とりあえず、精子検査やって、奥さんは内診と血液検査ね。それが終わって結果出たら、もう一度問診するからね。」と言われました。  
またもや待合室で待機。  
デラオは精子検査に呼ばれ、私は内診と血液検査を受けました。 結果が出るまで、しばらく時間がかかるというので、1Fのドトールでコーヒーをテイクアウトして飲みながら待ちました。  

再び、問診。  
院長はデラオの精子のモニターを見せてくれましたが、驚くほどたくさん蠢いている精子の姿が出ているではありませんか!  
「数も運動率も正常です。ね?!やっぱり、初めっから精策静脈瘤なんてウソなんですよ。」と、したり顔の院長。
  私はと言えば、うれしくて、院長のそんな言葉など右から左の思いでした。
「えー!!!こんなに増えてる!」と感動で涙が出そうなくらい。
デラオも驚いて口をあんぐりと開けていました。
  ただ、私の方も特にヤバイところが見当たらなかったらしく、さきほどの「奥さんが原因!」みたいな言い方もせず、口調がとても優しくなっていました。  
「今年1人目できれば、次は2年後に2人目できますよ。」と言いながら、自然採卵での妊娠成功者の名前がズラッと貼り出されている壁の表を指さして、治療法を説明してくださいました。
  「あなたもここに名前が載るように、頑張りましょう。」と、ニコニコしています。
最後に院長著作の本を1冊出して、「夢を貴方に」と書いて、サインをしてくださったのをいただいて部屋を出ました。

  外へ出て、帰宅の道すがら、「まさか、2人目の話をされるとは思わなかったね―。」
「驚いたね!でも希望が湧いてきたね!」と、二人で話しました。

 
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