(29章) いよいよ自然採卵?!
H19年3月18日、自然採卵当日。 AM7:40までに、病院へ行くことになっていた。
デラオと一緒に4時起きで電車に乗り、新宿へ向かう。
前のクリニックでは、採卵日前日の夜中、注射を打つために病院へ行かなければならなかったが、Kレディースクリニックではスプレキュアを自分で処方するだけでOK。
デラオに車で送ってもらい、夜中注射を打ちに行くのは、結構、面倒くさかったよなぁ・・・などと、思い出す。
私は本当に注射が嫌だった。
Kレディースクリニックでは、今のところ、本当に注射を打たない。
採卵日当日の注意
- 食・飲み物は少量であればOK。
- 化粧(マニキュア・ペディキュア)、アクセサリーは控えてください。
- 当日の入浴は禁止。
- 指示された時間は厳守。
- 基礎体温表は常に携帯してください。(出せと言われたことはなかった)
- クロミッド内服中の方は、スプレキュア施行当日より、内服を中止してください。
前の病院では、朝食禁止だった。少量でも食べられるので、すごく助かった。
半日空腹で寝ていなければならないのは、本当に辛いんだもん。
採卵日の流れ
病院へ着くと、4FIVF受付に行き、受付を済ませる。
5Fの廊下で待機して、名前を呼ばれるのを待つ。
緊張しているせいか、3月の曇りで寒い早朝だったせいか、妙な動悸と寒気が止まらない。
名前を呼ばれて採卵ルームへ。
薄っぺらい手術着に着替え、頭にはナイトキャップをかぶる。
下着もとってしまったので、よけいに寒くなってきた。
緊張もピークに達し、ドキドキドキドキ、心拍が早くなっていく。
Kレディースクリニックでは、独自の針を開発していて、採卵の時に麻酔を打たないのだ。
前のクリニックでは、家から麻酔用の座薬を入れて行き、病院でも部分麻酔の注射を打たれたので、痛みはあまりなかったのだ。
しかし、今回は麻酔なし・・・。
「痛かったらどうしよう・・・。」と不安で動悸が激しくなってしまった。
緊張を和らげるだめ、ベットの上でヨガと呼吸法を実行してみる。
少し治まったような気がした・・・。
名前を呼ばれて採卵室へ。
ところが「もう、排卵しちゃってますねー。よって、今回は中止です。」と先生からの言葉。
あっけないくらい、拍子ぬけしてしまった。
今までの緊張はなんだったの?!?!
自然採卵だと、こういうことがたびたび起こるらしい。
自然に熟成するまで待つので、スプレキュアで止めても、脳の方が排卵をOKしてしまい、間に合わないことが多いらしい。あんなに緊張して、馬鹿みたい・・・と、自分で呆れてしまった。
着替えてから、デラオにメールを打つと、「残念だったね・・・聞いたよ。」と返事が戻ってきた。
看護師さんから、「今回は中止。」と、すでに言われていたらしい。
インフルエンザ
早起きして、緊張して、採卵できずに拍子ぬけ。すっかり疲れてしまった。
お腹がすいたので、新宿でランチしてから帰宅。
自宅へ帰ってからも寒気は収まらず、熱を計ってみたところ38度の高熱が出ていた!
翌日、行きつけの近所の内科へ行くと、インフルエンザ(A型)にかかっているといわれ、点滴を打ってもらった。
もー、その後は最悪!熱が出て止まらない!!!
危険という噂のタミフルを処方してもらい、飲んだあと3日目でやっと熱が下がった。
インフルエンザは不思議なもので、最初は普通の熱さましを飲んでいたが、一時効いても、すぐに38度に戻ってしまう。
しかし、タミフルは効いたー!!!
今回、排卵してしまっていてガッカリしたが、インフルエンザにかかったことを考えると、排卵しててくれてよかったと思う。
もし、受精卵に育ってても、今回は子宮へ戻せなかっただろうし・・・。
熱が下がらず、結局仕事を5日間も休んでしまった。
休んでいる間、今後、どうしようか、寝ながら考えていた私でした・・・。
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