駿香の不妊歴
(第34章)卵子分割せず・・・

 

(第34章)卵子分割せず・・・

H19年5月15日、授精の確認をするために、Kレディースクリニックへ電話をかけました。
採卵したときに、[採卵を受けられた方へ]と書かれた用紙を渡され、AM10:30〜AM11:00の間に、専用電話番号にTelするようにと指示されます。

ドキドキしながら電話をかけると、今回は細胞分裂がうまくいかず、移植中止といわれました。
ガッカリ。
前のクリニックでは、質が悪くても別料金で胚盤胞に育てたりして、子宮へ移植していたので、アッサリ中止と言われて驚きもありました。

今回の受精卵の説明(中止の理由)と、今後の治療方針の相談があるので、午後からクリニックへ来てくださいと言われ、重い足取りで新宿へ向かいました。
「また、前のクリニックの先生みたいに、あなたの体質が妊娠しにくい。とか、このグレードなら普通妊娠するはずなのに・・・などと嫌味みたいな感じで言われるのかなぁ・・・。」と苦い気持ちを思いだし、気が重かったです。

しかし、病院へ着いて培養師さんの説明を受けると、丁寧でとてもわかりやすく、納得のいくものでした。
今回は卵子の質があまり良くなかったようで、分割が最初から不揃いでグレードの悪い卵になってしまったそう。
子宮に戻しても着床できるような受精卵にはならなかったので、中止になったと、説明を受けました。
変な卵でも、子宮に戻せばその分、お金は取れるはず・・・。
中止にしてくれたのは、良心的なのかな?と思いました。

その後、8Fへ行き、先生との今後の治療相談。
話し方など気を使ってくださっているのが良く分かった。
「来月の採卵は、どうしますか?お休みしますか?」と先生から聞かれました。
「卵巣的には、1か月休ませた方が良いのでしょうか?」と私が質問をすると、
「いえ、こちらの治療法では、薬しか処方していないので、体的には大丈夫です。しかし、金銭的にもし、お休みしたいということであれば、次回はお休みしたりという選択があります。」と先生。

「卵巣的に大丈夫なら、続けてお願いします。」と私。
「では、頑張りましょう!」と、プラノバールという薬を処方してもらいました。
この薬は調べたところ、女性ホルモン剤らしいです。
3回目の採卵に向けて、新たなスタートです。

そして 、最後に「頑張りましょう!」と励ましてもらい、会計へ。
あなたが妊娠しにくくて悪い。などとは一言も言われず、ホッとしました。
失敗の事実だけでもショックなのに、担当の医者から体のことでダメだしをされると、心底落ち込みます。
それが嫌で、治療を途中で断念してしまった方も、多いのではないでしょうか・・・。

会計・・・採卵費用

会計では、採卵費用として、21万円の支払い+今日の受信料と薬代を支払いました。
前のクリニックでは振込でしたが、Kレディースクリニックでは現金払いです。
お金がなければ受けられない不妊治療。
各地方自治体が助成金を出すようになったとはいえ、失敗が続いてしまうと、やはり負担になってしまいます。
もう、深くは考えないようにして、淡々と支払いを済ませました。

深く考えてしまうと、先に進めなくなっちゃうんですよね・・・。
とりあえず、今回も貯金が尽きるまで頑張ろうと思い、病院を後にしました。




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