(第38章) 判定日までの経過
H19年6月21日、朝基礎体温を計ると、微妙に体温が落ちていた。
移植して6日目。
「体温が下がってきたら、連絡してください。」と、先生から言われていたので、病院へ行こうかともおもったけれども、微妙に落ちているだけなので、結局は連絡しませんでした。
今回は卵子も小さかったため、「絶対にダメだろう。」と諦めていたのもあります。
また、移植初で、最初っから成功するとも思えませんでした。
H19年6月26日、下っ腹が鈍痛気味で、オリモノの色も濃くなってきた。
生理来そうな雰囲気・・・。
そういえば、前の病院で顕微やったときに、移植後、少量の出血したときはまったくダメだったのを思い出す。
H19年6月27日、朝、体温がまた下がっていた。
決定的な出血はないが、下っ腹は相変わらず生理痛のような痛みが続いている。
やっぱダメだろうなぁ・・・と、諦めモード。
H19年6月28日、妊娠判定日!
いよいよ妊娠判定日。
前日から温度が下がってきていて、オリモノも多く、胸も張る。
下腹部も生理痛のように痛い。こりゃ、生理がくる前の症状そのもの。
どうせダメだろう・・・と暗くなりながら新宿へ向かう。
Kレディースクリニックへ着くと、血液検査をまずすることになった。
前の病院ではオシッコでの判定だったが、ここは血液判定らしい。
先生(女医)に呼ばれて、診察室へ入ると、「反応出ています。」と言われました。
驚いて「えっ?!?!」と聞き返す私。
自分の耳を疑った。
「昨日から温度が下がってきているので、ダメだと思っていたのですが・・・」と、声を震わせながら言うと、「体調や計り方によって、温度は上下するんですよ。黄体ホルモン値が上がっているので、妊娠反応出ていますよ。」と、結果の数値を見せて説明してくださいました。
それを見て、頭の中がグルグル回りだす私。
明らかに動揺している・・・。
だって、陽性反応出たのは初めてなのよー!!!
「もう、ホルモンの薬を飲まなくていいですよ。次回、また来週に来てください。」と言われて診察室を出る。
フラフラと診察室から出て、会計を待っている間に、デラオにメールで報告。
「よかった。帰り気をつけてね。」とデラオ。
意外とアッサリした返事。
陽性反応が出たとは言っても、胎児の心臓が確認できるまでは、まだまだ心配は尽きない。
それでも、一歩、新しい展開に進めてうれしかった・・・。
「病院変えて再チャレンジしてよかった・・・。」と思いながら、帰宅しました。
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