駿香の不妊歴
(第49章)里帰り出産(転院)

 

(第49章) 里帰り出産(転院)

H19年10月10日、里帰り出産のために地元のA産婦人科から、K大病院へ転院しました。

まだ、18週だったので、それほど急いで転院する必要があるのだろうか?と思っていたのですが、A産婦人科が、「里帰り出産するなら、出産する病院へ一日も早く、入院の予約ができるかどうか、確認したほうがいい。」という言い方をされて、せかされたのが原因です。
また、里帰り出産すると言ったとたん、先生や看護師さんの対応の冷たいこと・・・。
「この方、里帰り出産ですから・・・。」などと言われるし。

犬の日の腹帯について、先生に質問したときも、看護師さんに説明を聞くように言われたのですが、看護師さんに説明を受けると、「昔は腹帯を巻きましたけど、今は、気休め程度で、医学的根拠は何もないので、別に巻かなくても大丈夫です。」と言われました。「さらしなんて、巻いている方、いらっしゃいませんし。」というような感じです。
「そうなのかな?」とも思いましたが、たまごクラブとかを読むと、みんな犬の日やっているみたいだし・・・。

出産予約が取れなくなる。とあまりに言われるので、友達に電話で聞いたりして、転院先の病院が固まったため、「里帰り出産のために、紹介状をお願いします。」と、先生に頼んでみました。
すると、「紹介状を書いてしまうと、もう、こちらの病院では診られなくなりますけど、いいでしょうか?」と言われました。
「えっ?!」と飲み込めない表情で聞き返す私。
「紹介状を書くと、夜間の急患など、いっさい受けられなくなります。それで、大丈夫でしょうか?」と、もう一度説明されました。

短い間とはいえ、何度か診てもらったのに、ずいぶんと冷たい対応だなぁ・・・と驚いてしまいました。

友達にも相談すると、「確かに今、予約がなかなか取れないらしいから、早めに問い合わせた方がいいかも。」と言われたので、紹介状を書いてもらうことにしました。

転院してみると・・・。

転院日初回。母に付き添ってもらって、K大病院へ行きました。
ここはA産婦人科とは違って、医大付属の総合病院のため、お産の人だけではなく、小児科や整形外科など、いろんな科が同じ階にあり、人・人・人でごった返しています。
なぜ、ここを選んだかというと、やはり大きい総合病院だからです。

年齢的にも、何かあったときに、大きな病院の方が転院させられないのでは?と思ったからです。
A産婦人科の場合、なにか難しいことになった場合、提携している、△医大付属病院へ転院させられます。
ハプニングが起きた時に、全然、慣れていない、初めての病院へいきなり転院させられるのは、なんだか不安です。
でも、最初から大きい病院で出産予約をしておけば、タライ回しにされることや、赤ちゃんだけ他の病院へ移される不安なども、なくなると思ったからです。

初診は予約制ではなかったため、2時間以上待たされました。
本など、暇つぶしするものを、何も持っていなかったので、「しまった・・・。」と思いました。
お昼を過ぎて、やっと呼ばれて診察室へ。
初回の診察は教授の先生でした。

ここのK大病院では、妊婦と一緒に付き添いの人も、先生の説明を聞いたり、モニターを見せてもらえます。
それで、母も一緒に診察室へ入りました。

まず、診察ベッドへ横になって、お腹のモニターを見せてもらいました。
先生の説明はとても丁寧で、胎児の育成状態などを、事細かに見せてもらえました。
さらに、「性別聞いた?」と、教えてくださいました。
もちろん、生まれるまでは確定ではありません。でも、教えてもらえると買い物が事前にできるので楽。
ちょっとうれしかったです。

次に、内診で子宮口などの様子を診てもらいました。

そのあとに問診。
教授の先生は、「私も不妊治療に携わっていて、Kレディースクリニックの紹介状に書いてある、◎先生のことを知っているんですよ〜。担当医だったのですか?」と聞かれました。
ほんと、不妊治療の世界って狭いらしく、みんな知り合いなのね・・・。
◎先生と言われても、Kレディースクリニックは担当医制じゃなかったので、先生の顔すら浮かばない。
名前と顔が一致するのは、K院長だけだもんねぇ。
・・・なので、「担当医制じゃなかったので。」と話す私。

「やはり、○×注射の治療法でしょうか?」と聞かれましたが、「自然採卵での治療です。」と私。
それを聞いて、K大病院では、注射の不妊治療やっているんだなぁ・・・と予測が付きました。
「精子が少なかったならば、やはり顕微ですか?」と教授先生。
「いえ、普通のふりかけ式の体外受精でした。」と私。

教授先生は、興味津々らしく、いろいろ聞きたいご様子でした。
少しだけですが、話していて思ったのは、やっぱりKレディの治療法って、最新式で無駄がないな・・・ということでした。
ポリープの件では「?!」でしたが、無駄を極力省いて、短期間で妊娠させることができた、あの治療法はすごいと思います。やっぱり、あそこで受けて良かった・・・と思いました。

一番最初に診てもらった×市民病院に始まって・・・。
H病院→Dクリニック→○総合病院(デラオ手術)→Kクリニック(タイミング法)→KLクリニック(妊娠成功)→A産婦人科→K大病院と、かなりの数の病院をハシゴすることになり、病院の見方、選び方が、少しわかってきたような気がします。
私の場合は、妊娠するまでの過程での病院遍歴ですが、もし、大きな病気にでもかかったときに、この経験が役に立ってくれそうです。

赤ちゃんはとにかく、元気で順調とのこと。
また、A産婦人科よりも、モニター画像も良く、説明もさすが!のK大病院へ転院して、良かったな・・・と思いました。
しかし、転院してしまったことで、この遠方の病院へ通うことになってしまいました。
まだ、自宅へ帰りたいし、病院通いの面倒臭さに、直面することになります。

やはり、実家と自宅が近ければ近いほど、出産には有利ですね・・・。

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