駿香の不妊歴
(第54章)妊娠10か月目

 

(第54章) 妊娠10か月目

37週目

2月15日、37週目の検診日で病院へ行きました。
本日は超音波モニターのみなので、診察はすぐに終了し、楽でした。
37週目に入ると、もう、いつでも出産OKだそう。
赤ちゃんの推定体重も3000gになり、 発育状態も良好のよう。
ホッとひと安心。

しかし、前回の血液検査で、貧血が酷いということが判明。
「どうりで、最近、フラフラしたり、クラッときたりしてたんだよなぁ・・・。」と症状を思い返して納得する私。
貧血だったのね・・・。
「鉄分の薬を14日分出しておきましょう。」と先生。

院外薬局で薬をもらう時に、「お茶類飲まないでくださいね。鉄分を分解しちゃうから。」と薬剤師さんから注意される。
緑茶・紅茶・ウーロン茶などもすべてダメらしい。
この寒い季節に暖かいお茶が飲めないなんて、辛い・・・辛すぎる!
鉄分の多い食べ物としては、レバー・卵・ホウレンソウ・緑黄色野菜・ココア・チョコレートなど・・・と説明を受ける。
「おやつにココア1杯飲むと違いますよ。」とアドバイスされました。
へぇ・・・ココアねぇ。
そういえば、以前、生理が来る前には、必ずと言っていいほど、チョコレートやココアなどを摂りたくなったっけ。
私が好きなのは、ゴディバのチョコレートドリンクの元。
かなりの値段だが、デパートで買ってきては、ホットミルクを注いでよく飲んでいたっけ。
チョコレートには女性ホルモンに代わる物質が含まれているそうだし。
でも、妊娠して悪阻になったら、甘いものがまったくダメになった。
悪阻が良くなった妊娠後期も、小さなチョコレート1つぶで、もう、十分!
チョコレートケーキなども1個食べてしまうと、胸やけが酷い。
そうかと言って、レバーやホウレンソウって、大量には食べられないのよねぇ・・・。
栄養摂るのって、難しい。

38週目

2月22日、38週目の検診で病院へ。
3日前から足の甲にむくみが出ていたので、病院へ行くのが怖かった。
むくみの出る日の夕飯、家族でお寿司を頼んだので、お醤油をかなり付けて食べてしまっていた。
明らかに塩分摂りすぎ・・・。
「もしや、妊娠中毒症?!」と、不安になってしまい、翌日から母もビビって急に薄味でおかずを作ってくれるように。
間食や飲み物も控え目にし、なるべく薄味で消化の良いものを食べていたのだ。

診察室へ入り、さっそく「足の甲がむくんでるんですが・・・」と申し出てみる。
看護師さんや先生が私の足を押してみて「あぁ〜・・・」とうなっている。
少しむくみが出ているようだが、心配するほどではないような雰囲気。

むくみのことは何も言われないまま、いつものように、超音波モニター検査へ。
モニターを見ていると、赤ちゃんは寝ていた。
目をつむって、「ぐー・・・」といった感じ。
「眠ってますね〜。」と先生。
なんか、毎回、モニター見るたびに眠っているか、もぐって顔が見えないかだ。
病院へ来る前の道中、ずっと張り切って動いているので、検診になると疲れて寝てしまうよう。

本日は内診もあり、子宮口などを診てもらう。
「オリモノ多くなってきましたか?」と先生に聞かれる。
「いつもとそれほど変わりはないですが・・・。」と言うと、「やっぱりそうですか〜。」と先生。
続けて、「まったく出産になりそうもない気配の人と、やや出産に向けて準備中かなぁ・・・という方がいるのですが、駿香さんはやや準備中といった感じですね。」と言われる。
よかった。
まったく出産になりそうもない気配って、この時期、ヤバそうだもんね・・・。

内診終了後、薬などを処方してもらい、次は赤ちゃんの心電図を取ってくるように言われて、隣の病棟にあるナースステーションへ向かいました。
装置の置いてあるベッドへ寝かされて、お腹に装置を装着してもらう。
外れないように太いゴムベルトを2本巻かれたのでちょっと苦しい。

「ドクッ! ドクッ!ドクッ!・・・」と、赤ちゃんの心音が規則正しく聞こえてくる。
緊急ナースコールを呼ぶ時のボタンみたいなものを握らされ、「胎動を感じたら押してください。」と言われました。
心電図の機械からは、赤ちゃんの心音と、私のお腹の張りの様子が、周波数のような波型の模様で、紙に描かれてどんどん出てくる。
「何かあったら、呼んでくださいね!では、30分くらいはお願いします。」と、看護師さんは出て行った。

しばらく、心電図を真剣に見ていたが、波模様は一定の位置を保って、特に変化なし。
胎動も全然感じない。
毛布をかけてもらって横になっていると、ウトウトと眠くなる・・・。
意識が遠くなりそうになったとき、看護師さんが様子を見にカーテン内へ入ってきた。
心電図をチェックした看護師さんは、「あら〜、全然胎動ないですね!赤ちゃん、起こしてもいいですか?」と、変な機械を手にして、私のお腹に近づけると、ビリビリッ!!!とした電気ショックみたいな感触が!
同時に、赤ちゃんがお腹の中で「ガタガタッ!!!」と動いて、飛び起きた様子。
あまりにもわかりやすい反応に、看護師さんと笑ってしまった。

その後の変化といったら・・・。
今まで一定の波型を保っていた心電図が、急に上下に動きだし、小山型を描きだした。
胎動もすごい!
ウネウネ、ゴニョゴニョと、急に動きだして、連打でボタンを押す私。
寝ているときと、起きているときでは、こんなに違うんだなぁ・・・と驚いてしまいました。

看護師さんがチェックに来て、「今度はすごく動いていて、元気な赤ちゃんですね!せっかくだから、元気なところを先生に診ていただいたほうがいいですからね〜。」とやさしくスマイル♪
装置を外してもらい、再度、診察へ。
心電図を広げて診ている先生。
「特に異常はありませんね。次回は、また来週に来てください。」と言われて、今日の検診がやっと終わる。

赤ちゃんはあの電気ショックがよっぽど驚いたらしく、あれからずっと動きっぱなし。
胃を蹴られまくって、気持ち悪くなってきた・・・。
売店でイチゴミルクを買い、一気飲み。

母子手帳をチェックして、気になっていた尿検査の結果をチェックすると、浮腫・尿たんぱく・尿糖と、全てマイナス表示。
よかったぁ〜。尿検査ひっかかってなかった・・・。
足むくんでても、妊娠中毒症では無かったのね。
先生にお願いしたので、むくみを取るための漢方薬が処方された。
これ飲んだら治るかなー?

デラオに今日の検診の報告をしたときに、電気ショックの話をすると、「ひでーなぁ・・・そんなことして起こして、大丈夫なのか?!痺れて頭がおかしくなったり、しないんだろうか?」などと心配している。
その様子に、やっぱり男だなぁ。とまたしても笑ってしまった。
不妊治療しているときから感じてたけど、男って、妊娠・子供に関して、いつまでたってもトンチンカンなんだよね。
私も始める前は、本当にトンチンカンな知識しかなかったけど、さすがに苦労&経験を重ねていくと、自然にいろいろと頭・体の両方で学んでいく。
結局、育てるのも産むのも女性。ここが男と女の違いなのかもなぁ。

そうは言っても、私自身も、知らないことがまだまだ沢山あり、毎回の検診で驚きの連続。
母親学級に出ては「へぇ〜。」
育児書読んでは、「へぇ〜。」
助産師外来でも「へぇ〜。」
まるでトリビアの泉状態の私。

一歩、一歩、学んでいくしかないんだろうね・・・。
マトリックスのトリニティのように、頭に出産経験者や、育児経験者、育児プロのデータを転送して、一瞬にしてその道のプロみたいになれたら楽なのになぁ〜。などと、くだらないことが頭に浮かんでしまいました。


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