駿香の不妊歴
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(第58章)産後の生活
ふらふらで目が回ってしまい、トイレへ立ち上がってみても、骨盤がグラグラしてしまい、うまく歩けません。 そんな状態での入院生活は、かなり辛かったです・・・・。 お産で力を使い果たしてしまたんですね。 産後、すごく必要だと思ったのは、体力でした。 お産も体力が必要ですが、産後はズッシリと重く、泣き叫ぶばかりの赤子を一日中(ヘタしたら一晩中)抱きかかえていなければならないからです。 それも、座っている状態で泣きやんでくれればよいのですが、たいていは立って揺すっていないと泣きやんで眠ってくれませんでした。 睡眠もろくにとれなくなるというのは聞いていましたが、お風呂にゆっくり入れなくなってしまったのは予想外でした。 産後、気がつくとどんどん小汚く、老けこんでいく私・・・。 白髪が初めて出てきたのも、この産後すぐの時期からでした。 年齢的にも出てきておかしくない時期といえばそうなのですが、産後の白髪は30代前半のママ友をも悩ませていたようです。さすがに、20代中盤くらいのママさんたちは、キレイな髪をしていましたが・・・。 ストレスに加え、母乳などで栄養を取られるので、仕方がないのかもしれません。 どんなに体力に自信があっても、高齢出産の場合、お産で力を使い果たしてしまうことは多いようです。 なので、なるべく入院中楽な病院(24時間母子同室じゃない病院や、母乳育児にスパルタ過ぎない病院)などを選択するのも、不妊治療で疲れ果てている私たち高齢出産組にとっては、予防策なのかもしれません。 私はというと、24時間母子同室でした。 母乳育児についてもかなりスパルタな病院で、産後から授乳指導が夜中まで続き・・・。 なかなか母乳が出なかった私は、夜中の2時に搾乳指導を受けていたときに、目が回ってしまいました。 蛍光灯がチカチカしてきて、グルグル回りだした風景に「こればマズい・・・。」と、看護師さんに「すみません、目が回ってきました・・・。」と訴えた私。 3人出産経験のある友達から聞いたのですが、3人目を出産するときに選択した病院は、次の条件で選んだそうです。 「退院してから大変なんだから、入院中くらいゆっくり休んでおかないと、体力がもたないよ。」 今思うと、なるほど・・・・と思います。 |
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