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駿香シュンカの不妊歴
(第7章)疑いが湧いて

(第7章)疑いが湧いて

人工授精を受けるために、せっせと婦人科通いの日々でしたが、そんなときに、ふと友達からこんな話を聞いたんです。
「友達が不妊治療してるんだけど、不妊専門病院じゃないとダメらしいよね〜。」
実は、そのときまで、不妊専門の病院というものがあるのを、知らなかったんです。
我ながらノンキというか、無知の無知・・・というか?
それで、ふと、ネットで調べてみよう!という気になりました。
googleで病院の名前を入力し、検索してみると・・・。
病院の評価が出ているサイトをいくつか見ているうちに、「日本一患者数が多い産院」だということを知りました。
それで、あんなに混んでたのかぁ?と納得。
あと、出産のときに「あなた痛がり?」と笑われた。という投稿も載っていて、私も卵管造影検査のときに言われたなぁ。と思い出し・・・。
出産時でさえも、やはり痛がるとバカにされるのか?と考えたら、うんざりしてきました。

なんとなく行く気が失せてきましたが、それでも何度目かの人工授精を受けた日
いつにも増して混雑していたためか?入ったことのない端っこの部屋の診察台で受け、安静にしていた時のことです。
カーテンに仕切られた向こう側に、看護婦さんたちがドヤドヤ集まってきて、大声で喋りだしました。
驚いたことに、病院に対する悪口?をしきりに言い合い出したんです。
だんだん興奮してきて、怒りの口調になってきて、どうも、病院の方針で、結婚指輪も外して仕事をすることになったようなのです。
こちらとしては、衛生上としても、大変ありがたいことなのですが、看護婦さんたちは「結婚指輪くらいいいと思わない?」とか、 「心理的に大切なものだから外したくない。」などから始まって、病院の上司に対する悪口も凄かったです。
「うるさいなぁ〜。」と思いながら、聞きたくない話を聞いてしまいました。
暫くして、安静にする時間が終り、他の看護婦さんが「お疲れ様でした〜!」と私のところへ来て、カーテンを開けました。
そのとき、「しーん。」と突然静かになり、私が着替えて出て行こうとすると、悪口を言っていた看護婦さんの1人が、
「うるさくしてしまって済みませんでした。いらっしゃると思わなかったので・・・。」みたいに言ってきました。
「いいえ。気にしないで下さい。」と言いましたが、私的には嫌な印象が残りました。

そうこうするうちに、人工授精も10回目が失敗に終り、先生から体外受精をするように勧められました。
デラオは体外受精さえすれば、すぐにも子供が授かると思っていたらしく、大賛成!
それで、二人で説明を聞きに行きました。
いつもの診察室で、先生から「体外受精・胚移植案内」というプリントを3枚渡されました。
かかる費用や、受ける検査や、卵が育たなかった場合のキャンセル・・・などのお話を聞きました。
話を聞いている間も、先生はやはり忙しくて、周りはバタバタと看護婦さんが歩き回っている状態。
全然落ち着かず、説明時間は15分くらいだったと思います。
次の病院で知ることになる、あまった受精卵の冷凍保管の話も、ここでは出ませんでした。

排卵誘発剤に対しての反応検査も終りました。
私は反応が悪いほうだということ。
悪い人の場合は、注射をたくさん打たなくてはならないと言われました。
体外受精への過程が着々と進む中、風邪をひいてしまいました。
やっぱり、悩んでいたストレスもあったと思います。
体外受精に対する恐怖心もあったし・・・。
ものすごい風邪で、高熱が出てしまいました。
こんな状況では体外受精は無理。と思い、今回は中止してもらおうと病院へ電話しました。
すると、受付から看護婦さんに回り、理由を言って今回は見送らせてもらう旨を伝えました。
当然、快諾してもらえると思いきや・・・。
看護婦さんが文句をいいだしたんですね〜。
「急にキャンセルだなんて、先生に聞いてみないとわかりません!」とか 「風邪って言ったって、どの程度の症状なの?」とか、 「予約する時は体調、悪くなかったんでしょ?」など・・・。
散々言われたあと、先生が戻ってきたみたいで、先生があっさり「じゃあ、今回は中止しましょう。」と 言ったようなのです。
そしたら、打って変わって優しい、丁寧な口調になり、「先生が今回は中止しましょう。と仰っているので、 では、次回お待ちしています。お大事に。」と言われたんですね。
「なに?!先生が近くに居ると、こうも態度が変わるの?!」と、頭にきました。
それで、風邪が治った後も、なんだか行く気が起きず、そのままそこの病院は辞めてしまいました。

今、振り返ってみると、先生や治療に対してというよりも、看護婦さんの対応に、もの凄く不信感を覚えたのが、行かなくなった大きな理由かもしれません。
日本一忙しい産院だそうなので、看護婦さんたちも、疲れきってストレスでカリカリしていたのかもしれませんね?
私もずっと仕事をしていたので、働く側のそんなストレスも分からなくはないのですが、なんせ、こちらは崖っぷち感漂う不妊治療者です。
ただでさえストレスもお金もかかる治療でぐったりなのに、看護婦さんのことまで思いやって我慢できるほど、精神的に余裕がありません。
「病院のことを思いやって、自分を追い詰めてまで我慢するか?」
または、「自分のストレスを重要視して、キレる前に他を探すか?」

どちらを選択するか?いわずもがなだと思います。


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