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デラオの不妊歴
(第6章)男の決断

(第6章)男の決断

デラオは「体外受精さえ駿香にやらせれば、すぐに子供ができる!」と思っていたようです。
しかし、普通の体外受精さえもままならず、「この数では顕微授精しかできません。」と言われ、 1匹の精子を消毒した後、直接卵子に注入して受精させる、顕微授精さえも3回失敗しました。
それで、さすがにコトの深刻さに気がついたようです。

失敗続きで、ガックリしていたある日、デラオが突然、「○×総合病院へ診てもらってくる!」 と言い出しました。
話を聞いてみると、インターネットで調べて、男性不妊の治療OKの泌尿器科がある病院を探していたとのこと。
そこで、診てもらったところ、「たしかに左精策静脈瘤です。」と言われ、「希望されるなら手術しましょう。」と言われました。
大きな総合病院だったので、「予約してもらえれば、手術自体は簡単なので、すぐできますよ!」と・・・。

突然、手術をすることに・・・。

驚いたのは駿香です。
「そんな手術して、もし失敗して、1匹もいなくなっちゃったらどうするの?!」と大騒ぎ。
「でも、前の△泌尿器科の先生も手術したほうがいいって言っていたし・・・。俺が原因なのに、駿香ばっかり痛い治療してるのを、 もう、見てられなくなってきた。それに、体外受精の費用は高い!このままだと、すぐに1千万まで行っちゃうかもしれない!」と叫ぶデラオ。
確かに、貯金を切り崩しての体外受精LIFE。
派手なこともせず、日々つつましく暮らしている私達ですが、そろそろ貯金が底をついてきて、ボーナスが出ないと受けられない状態にはなりつつありました。
「ここで男一代、勝負に出る!!!」とデラオ。
デラオは1度こうと腹をくくると、即実行するタイプの男です。
こうなると外野が止めても、あまり聞きません。
しかも、男一代の勝負に出ようとしている男を、無理やり止めてしまうのも、女がすたるような気がします。
それで、「分かった・・・。そこまで言うなら、骨はあたしが拾ってやる。」ということになりました。
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