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駿香シュンカの不妊歴
(第12章)解凍の胎盤胞

(第12章)解凍の胎盤胞

初めての顕微授精が失敗に終りましたが、めげずに再度チャレンジしよう!と気持ちを前向きに切り替えました。
それで、再び生理3日目に病院へ行くことにしました。
すぐに体外受精を続けてやる場合は、注射を大量に打ち続けなければならないとのことで、 1ヶ月の間を空けることにしました。
幸い、グレード3の受精卵が胚盤胞に育っていたので、次は採卵をしなくて済みます。

ところが、1ヶ月休んだあとに、内診してもらったところ、私の卵巣に水が溜まっていることが判明しました!
院長に「水が溜まっちゃってますね〜。このままだと、胚移植は出来ません。」と言われました。
それがどういうことなのか、私にはさっぱり解かりません。
「それはどういう症状なのですか?」と聞いたところ、「突然、腫瘍が出来たのかも?」というではありませんか!
「腫瘍・・・」その言葉に、呆然自失状態です。
一瞬、アタマが真っ白になりました。
院長が続けて、ピルを飲むように話していましたが、思わず「大丈夫なんでしょうか?」と聞きました。
ところが、院長はピルの飲用について「大丈夫か?」と聞いたと思ったようで、「飲まなければ治りません。」とムッとした顔。
そうじゃないんですよ!と思うものの、あまりのショックに言葉が出ません。
その後は上の空で診察室を出て、会計でお金を払い、雲の上を歩いているような感じで外へ出ました。
そして、電話できる場所を見つけ、すぐにデラオに携帯をかけました。
「卵巣に水が溜まって、卵巣腫瘍かもしれないって言われた・・・。とうとう私までが病気になっちゃった。」と 今にも泣きそうな様子でやや興奮気味で話すと、デラオもビックリし、すぐに病院へ電話して、院長に問い合わせてくれました。
「卵巣腫瘍かもしれないと妻が言われたそうですが、普通の産婦人科へ連れて行って、検査したほうがいいでしょうか?」 と聞いてくれたそうです。 すると、「そんなことは一言もいっていません!ただ水が溜まったようなので、すぐに治ります。」と言ったそうです・・・。
それを聞いてすぐに私に電話をかけてきて、「ただ水が溜まっただけらしいから、落ち着け!早まるな!」と、デラオが焦って説得?してくれました。
帰りの電車へ飛び込むんじゃないか?!と心配したようです。

はっきり言って、あの緊張感の張り詰めた診察室で、真顔で「腫瘍が出来たのかも?」なんて、軽い気持ちで言わないで欲しいです。
あとで冷静になって考えてみると、水が溜まったのは、採卵で卵を吸い取ったからではなかろうか?という考えが浮かんできました。
ピルを飲んで暫く卵巣を休ませたところ、溜まった水は吸収されてなくなりました。
ホッと安堵のため息です。

胚盤胞はいばんほう胚移植はいいしょく

卵巣が治ったので、冷凍してあった胚盤胞を解凍して、子宮内へ胚移植することになりました。
胎盤胞は分割した受精卵が更に育った状態です。そのため、着床しやすいとのこと。
期待が高まりますが、もともとのグレードは3なので、あまり良い受精卵ではなかったのです。
前回、期待しすぎて危うくうつ病になりかかったので、今回はなるべく考えないようにしました。

受精卵の冷凍ストックがある場合は、採卵のための排卵誘発剤を打たなくて済みます。
そのため、前回に比べて、すごく楽な気がしました。
胚移植した後は、前回と同様に黄体ホルモンの注射に通います。
しかし、注射に通っている途中で、やはり前回と同様、少量の出血がありました。
先生は関係ないと言っていましたが、嫌な予感がします。
案の定、妊娠測定日で尿検査をしたところ、着床していませんでした・・・。
これで、2度目の挑戦も破れ、再びガックリです。


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